また素敵な言葉に出会ってしまいました。

「同じお茶会というのは決してない、どの会も生涯にただ一度限りだという心得さ。その年、季節、天候、顔ぶれ、それぞれの心模様、何もかもが違うんだよ。だからこそ、毎度毎度面倒な手順を踏んで同じことを繰り返し稽古するんだよ。ただ一度きりの、その場に臨むためにね」 『しゃべれどもしゃべれども』より

前に一度読んでお気に入りだった小説を何となく読み返すのが、秋の夜長のマイブーム。

好きなことをしているときは、未来でもなく、過去でもなく、そのひとときを楽しめます。

でもそれは、人生どの瞬間もそうであるべきで、どの瞬間も、本番であり、大切な時間。

もちろん、スポーツにしても何にしても本番に臨むために練習します。

だけどその練習さえも、同じ内容であっても同じ瞬間はただのひとつもなくて、練習しているその瞬間も、大切な人生の本番であるということを、なんだかしみじみと感じた一節でした。

いつでも全力でというのは確かに難しい。

わくわくする日が近づくと、「いま」を何となくやり過ごしてしまうこともある。

とても大切な勝負を終えたあと、なんだか燃え尽きてしまって、「いま」が手につかずに過ぎ去るかもしれない。

思い悩むことがあると、心ここにあらずで「いま」を生きることができない日もきっとある。

人間だからしょうがない。だけど、とてももったいない。

 

だから、「面倒な手順を踏み」、「ただの一度きりのその場」を楽しむために、それを練習する儀式のような、習慣のような何かが生活のなかにあるといいのだと思うのです。

マットのうえで毎日繰り返すヨガのアーサナの練習は、まさに、同じポーズでも同じ日はただのひとつもない、「いま」を感じ取り、受け入れる訓練です。

そして、その練習が日常生活でも生かされるように、

未来でもなく過去でもなく「いま」を楽しめるように、

自分の外側に求める幸せでなく、

環境に左右される幸せでなく、

自分の内側から生まれてくる毎日の小さな幸せに満たされていける、

そんな豊かで穏やかで自立した心を育てていきたいと思ったのでした。

そして、「いま」出会う、一期一会を見逃さないように、いつでも受け入れられるスペースをもった心でありたいと思ったのでした。

 

そしてそして、受けてくださる方にとって、一期一会と思っていただけるようなレッスンやセミナーをしていきたいと改めて思わせてくれた、素敵な言葉。

 

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